ハンガーラックのパイプを繋ぐ部品
どこのご家庭にもあるんではないでしょうか、こんなハンガーラック。
そのハンガーラックが先日壊れてしまいました。
服をかき分けて探しているといきなりガシャーンです。
経年劣化なのか、重量過多なのか(汗)。
兎も角、早急に対処しなければ服を掛ける所がありません。
最初は新しい物を買うつもりでしたが一転、直してみることにしました。
ハンガーラックのパーツ
今回壊れたパーツは、縦のパイプと横のパイプを繋ぐこのパーツです。
左が割れる前で右が割れたパーツです。
縦のパイプを挿す部分が真っ二つになってしまっているので、再利用は難しそうです。
そして今まで全く気が付かなかったんですが(気にもしていませんでしたが)、縦と横のパイプの径が違うんですよ。
左が縦のパイプで右が横のパイプです。
外径を測ってみました。
横のパイプが32mm(φ32)です。
この2つのパイプを何か別の物で固定しなくてはなりませんが、異径とは・・・。
なかなか手強そうです。
パーツ探しにホームセンターへ
暫くの間店内をウロウロしたんですが、思い付く物は全滅でした。
φ28とφ32をT字繋ぎは難しそうなので、L字繋ぎで何とかいけないかなとまたまたウロウロ・・・。
思い付いたのは水道の配管等で使われる塩ビパイプの継手でした。
L字のパイプで、通称エルボです。
このエルボのサイズは呼び径で表されており、呼び径25がφ32のパイプが入るサイズになります。
残念ながらφ28に対応する物がなく、1サイズ下で呼び径20のφ26のパイプ用ならありました。
φ32とφ26の異径エルボでφ26側をφ28まで削るか、両側φ32のエルボで片側(φ28側)に詰め物をするか。
考えた結果、両側φ32のエルボを購入しました。
お値段84円でしたので失敗しても被害は少ないです(笑)。
購入したエルボ(型番TS25L)と元々付いていたパーツです。
問題はT字繋ぎではなくL字繋ぎなので耐荷重が心配です。
T字であれば縦のパイプに横のパイプが乗ってますが、L字ではエルボに負荷が掛かってしまいます。
あとは、引っ掛かりがないので外側にハンガーが掛けれません。
実際にエルボの内径を測ってみると32mmより少し大きめですが、内側に行く程細くなっていきますので安心して下さい(笑)。
組み付け
まずは横のパイプ(φ32)を挿してみます。
何の問題も無く奥まで入り、簡単には抜けない程しっかり嵌りました。
そして問題の縦のパイプ(φ28)を試しに挿してみました。
写真では見るからにスカスカなんですが、何故かこの状態で引っ張っても簡単に抜けなくなりました。
一旦パイプを抜いてエルボの中を確認してみると、
内部で若干段付きになっているのが確認できます。
どうやらここにいい感じで嵌っているようです。
それに縦のパイプは常時上から荷重が掛かっているので、そう簡単には抜けないでしょう。
という事で、無加工で出来ました。
全体で見るとやはりT字繋ぎからL字繋ぎに変わっているので、長さが長くなってしまいます。
高さも若干変わるので、高さ調整機構があるハンガーラックは調整して下さい。
まとめ
パイプ径がφ32とφ28ならば100円未満で部品が購入でき、しかも挿せばいいだけです。
しかしながら耐荷重の問題がありますので、される方は自己責任でお願いします。