ホースリールからの水漏れの修理方法
購入から5年程経ったアイリスオーヤマのホースリールですが、ここ最近ドラム部分からの水漏れがひどくなっており、洗車で使用した後に本体を持ち上げると、水がしたたり落ちていました。
そんな状態でもなんとか使えていたんですが、先日洗車をしようとホースを繋いで蛇口を開けた途端、とうとう「シューッ」という音と共にドラム部分から水しぶきが上がり始めてしまいました(泣)。
その場はなんとか蛇口を開けたり閉めたりしながら乗り切りましたが、次回からはこんな事できません。
そこで、水漏れ箇所を直せれば他の部分はまだ使えるので、修理してみました。
ホースリールの水漏れ箇所
こんな感じで根元の部分から水漏れしています。
ホースを巻き取る時にどうしても折れ曲がってしまう部分なので、傷みが早かったのでしょう。
幸いにも穴の開いている部分がホースの端の方なので、そこをカットして繋ぎ直せば、ホースの長さもほぼそのままで修理出来そうです。
修理に必要な道具
今回使用する道具はプラスドライバーと、万能バサミです。
万能バサミがなくても、ホースをカット出来る物であれば何でも構いません。
ホースリールを分解する
この記事を読んで行った行為によって生じるいかなる損失・損害に対しては、一切の責任を負いかねます。
それでは分解していきましょう。
本体のカバーを開ける
まずは正面のハンドルを取り外します。
写真のように引っ掛かりがある差込式になっているので、中心付近を持って引っ張れば取り外せます。
続いて背面に付いている本体と蛇口を繋ぐホースを取り外します。
ワンタッチコネクタになっているので、蛇口側と同じ要領で外せます。
ホースを外すと黒色の止め輪が見えますが、ここではまだ外さないで下さい。
これでカバーが外せる状態になったので、背面にあるネジを外していきます。
矢印の位置にネジがあるので4本すべて外します。
そして正面側のカバーをゆっくりと開いていき、まず取っ手を外します。
次に、写真のような形状で底面に挿し込まれているので、引っ張って取り外します。
これでカバーが外れたので、ドラムを分解していきます。
ドラムを分解してホースを取り出す
ドラムは写真の中央付近のネジ3本を外すと半分に分かれますが、ホースが通っているので邪魔にならない位置まで避けておきます。
ここまで外れると穴の開いている部分が確認しやすくなります。
穴の開いている付近は結構傷んでますね。
この辺りはすべてカットしてしまいましょう。
ではでは、分解作業も残すは黒色の止め輪だけとなりました。
この止め輪は指で押し広げると簡単に外れます。
するとカバーとドラムが外れて、ホースが取り出せます。
これで分解作業は終了です。
ホースをカットして元に戻す
それでは穴の開いた部分をカットします。
写真のようにジョイント部分をばらしてホースを抜き、傷んだ部分をカットします。
ジョイント側にホースつぶれ防止用のスプリングが入っていますので、必ずホースを抜いてからカットしましょう。
私がカットしたのは7cm程でした。
これで後は元に戻すだけです。
元に戻す時の注意点
ドラムとカバーをホースのジョイント部分で止め輪を使い固定しますが、この時位置を合わせる必要があります。
写真のようにドラム側には凸部分、ジョイント側には凹部分があり、これを合わせないと止め輪が入りません。
ですので、分解した手順の逆の手順で戻すと簡単に元通りに出来ると思います。
先にドラムを組んでしまうと、合わせ位置が見えなくなり、止め輪が非常に付けにくくなるので注意して下さい。
まとめ
今回の修理で切り取ったホースの長さは、10mの内の7cmだけでした。
なので、ホースが短くなった感もなく、以前のように軽快に使えています。
作業自体もそれほど難しくなく、プラスドライバー1本あれば分解できるので、水漏れが気になっている方は一度見てみるのもいいかもしれません。
ただし、使用環境によってはプラスチックが脆くなっている可能性があるので、くれぐれも自己責任でお願いします。
ディスカッション
コメント一覧
説明に「正面のハンドルを取り外す」とあり、何回もトライしましたが外せません」。「コツ」があるかと思います。その「コツ」をご教示いただきたい。
「コツ」を探ってみたところ、ハンドルのツマミ部分を手のひらで押さえ付けながら中心部分を引っ張ると外れやすかったです。
ハンドルを斜めに傾けてから引き上げる感じです。
ただ、使用環境によっては大変脆くなっていると思いますので注意しながらトライしてみてください。
こんにちは
うちのも根元から水漏れしてしまい
こちらのサイトを参考に補修しました。
ついでに劣化していたOリングの交換もしました。
とてもわかりやすく あと5年はいけそうです。
ありがとうございました。
お役に立ててなによりです。
しかもOリングまで交換とは。。。やりますな。
我が家のも、また補修する機会があればOリングチェックしてみます。