ガラスのフッ素系撥水コーティングの効果と耐久力はどれぐらいなのか
車のフロントガラスに塗ると雨を弾いてくれる撥水コーティングですが、かなりの種類が発売されていますよね。
私はこれまでシリコン系の物を使っていたのですが、2ヶ月もすると油膜でギラギラの状態になっていました。
なので今回は、耐久力に定評のあるフッ素系の物がどれほどなのか試してみようと思います。
ただフッ素系も数種類あるので、お手頃価格の2種類を選び、フロントガラスの左側と右側にそれぞれ塗って確かめてみます。
2種類のフッ素系撥水コーティング剤
今回使用したのはこちらの2種類です。
6倍耐久の超ガラコと6倍持続のスマートビューone耐久タイプです。
両者共当社テストによる6倍さんです。
この2つをフロントガラスの左側と右側に塗って耐久力を見てみます。
コーティング前の下地作り
それではまずシリコン系撥水コーティングが切れた状態を見ていただきましょう。
矢印の部分はワイパーが当たらないので水を弾いていますが、その他の部分は全く弾いておりません。
こうなるとギラギラモードになってしまいます(汗)。
で、この状態で撥水コーティングをしても本来の性能が発揮できないので、まずは下地作りをします。
下地作りにはこれですね。
キイロビン ゴールドです。
使い方は付属のスポンジでゴシゴシするだけですが、こちらに使い方の記事がありますのでよかったら見てみてください。
フロントガラス全体の施工が終わるとこんな感じになります。
最初は水を弾いていた矢印部分も弾かなくなりましたね。
これで油膜も残っていた撥水コーティングも取れたので下地作りは完了です。
コーティングの仕方
それではコーティングをしていきましょう。
両者共ボトルタイプの塗布型なので、フロントガラスにフェルト面を押しつけながら液を出しつつ塗り込む要領です。
ちなみにフェルト面はこんな感じです。
塗り面のフェルトの大きさはスマートビューoneの方が大きいですね。
まずは超ガラコを正面からみて左側に塗ってみました。
超ガラコは塗布後5~10分乾燥させるとあるのでこのままの状態にしておき、右側にスマートビューoneを塗っていきます。
何も塗っていないように見えますが、しっかりスマートビューoneを塗り込んでいます。
そしてこちらの方は液が乾く前に拭き取るとなっているので、乾いたタオルを使って急いで拭き取ります。
スマートビューone側を拭き終わってから超ガラコ側を拭き取りましたが、乾燥させていた時間は6分程でした。
超ガラコは白く固着してしまっている部分が数か所あったので、力を入れて擦らなければ取れませんでした。
これでコーティング作業は終了なので早速撥水テストをしたいのですが、超ガラコの説明に強固に定着させるため12時間以上乾燥させるとあるので、このまま1日放置しました。
コーティング後の撥水テスト
24時間が経ちましたので撥水テストをしてみました。
まずはホースを使って水を掛けてみます。
左側も右側も同じぐらいしっかり撥水していますね。
では水を止めるとどれぐらい水滴が残るのかを見てみました。
何回やってもこんな感じになり、若干ですが右側のスマートビューoneの方が残りの水滴が少なくなります。
まとめ
今のところ、価格も若干安く、塗り面のフェルトも大きいので塗りやすく、乾く前に拭き取るので拭き取り易く、撥水効果も若干高めなスマートビューone耐久タイプの方がいいようです。負けてる所が無い気もしますが・・・(汗)。
ですが、一番気になる耐久力勝負はこれからです!(超ガラコがんばれ~)
1ヶ月置きに撥水テストをしてみますので気になる方はチェックしてみてください。
1ヶ月経過 – 2018/11/23追記
1ヶ月が経ったので経過報告します。
まずはシャワーで水を掛けたところです。
まだまだ水を弾いていてどちらもあまり変化は見られません。
水を止めるとどうなるでしょうか。
どちらも同じぐらい水滴が残っていますが、最初の状態から比べるとスマートビューoneの方が若干撥水力が落ちてきているように見えます。
しかし、1ヶ月経過の時点ではほとんど差が無いと言ってもいいでしょう。
それではまた1ヶ月後にテストを行ってみます。
2ヶ月経過 – 2018/12/23追記
2ヶ月目の経過報告します。
まずはシャワーで水を掛けたところです。
2ヶ月経ってもほとんど変わりなく撥水しています。
水を止めてみたところです。
最初の状態から比べると残っている水滴の量が増えていますが、左右で比べると大差ありません。
今のところ両者に差はないですね。
3ヶ月経過 – 2019/1/26追記
3ヶ月目の経過報告です。
まずはシャワーで水を掛けたところから。
若干ワイパー跡が出てきましたが、まだまだ撥水しております。
続いて水を止めたところです。
ワイパー跡は残っていますが、左右の差は見られませんね。
もちろん走行中のギラギラ感も無く、シリコン系の物と比べると両者共に撥水力は持続しています。