自作フットランプの製作と車との接続方法
前回、LEDの色と点灯させる方法を決めましたので、今回は各座席に取り付けるフットランプを製作し、車に取り付けていきます。
LEDを点灯させる方法は前回の記事をご覧下さい。
車両の信号線を事前に調べる
まず最初にしておくと無難なのが、車両の信号線がどこにあって、どう回路を組めばLEDが点灯するのかを調べる事です。
私の場合は、最初から信号線を取り出す為ののれん分けハーネスが付いていたので、ここから信号を取ることにしました。
カーナビ等を付けている車であれば、このハーネスが付いている事があります。
そしてこのハーネスの詳細は、ディーラー等に問い合わせるとこのようなコピーが貰えますので、参考にしましょう。
この表で私が使用したのは、
- 1番BATT(バッテリー)
- 4番ILL(イルミネーション)
- 7番GND(グランド)
- 11番ROOMLAMP(ルームランプ信号)
です。
テスターを持っていれば、実際に電圧を測ってみましょう。
私は勝手にルームランプ信号は12Vがかかっていると思っていたのですが、実際に測ると0Vでした。
なのでルームランプ信号には、エンジンが停止していても12Vがかかっているバッテリーを+側に接続します。
これで配線のイメージはできたので、やっと作業開始です。
この記事を読んで行った行為によって生じるいかなる損失・損害に対しては、一切の責任を負いかねます。
使用する材料
今回使用する材料はこちらです。
左からケーブル、CRD(定電流ダイオード)、LED、拡散キャップ、基板、透明容器(100円ショップの3個入り)、ギボシ端子です。
写真の材料で1つの座席分なので、これを4セット用意します。
そして、各座席の足元まで電源を引っ張らなくてはならないので、中継ケーブルも用意します。
私は自動車用電線のダブル(赤黒)を使用して、全部で8m使用しました。
各座席のフットランプと中継ケーブルを製作
接続はこのようになります。
LEDとCRDを基板に半田付けし、穴を開けた透明容器にケーブルを通し、ギボシ端子を圧着します。
中継ケーブルも、ハーネスから各座席のフットランプまで届く長さで製作します。
細かな注意点ですが、ギボシ端子は接続箇所の上流側(電気が流れてくる側)をメスにしましょう。
オス端子はむき出しなので、電気が流れていると端子同士が接触しショートする可能性があります。
写真のフットランプのギボシ端子がオスなのもその為です。
フットランプ4セットと中継ケーブルが出来たら、いよいよ車両に取り付けです。
車両に取り付ける
写真がのれん分けハーネスのC部に当たる部分です。
ここから該当の電線色を見つけ出し、中継ケーブルを接続します。
ここからはセンターコンソールを取り外し、後部座席へのフットランプの配線や、取り付け位置、配線処理なんかでてんやわんやですね(笑)。
・・・で、なんとか付きました。
取り付けは両面テープです。
点灯確認
まずはドアを開けた時。
うんうん。いい感じです。
次はヘッドランプを点けた時。
写真を撮る為にドアが開いているので両方点いちゃってますが、無事点灯確認出来ました。
ちなみに夜ヘッドランプを点けると、足元はこんな感じになります。
まとめ
自画自賛ですが、なかなか良い物が出来ました。
明るさもイメージ通りで、運転していても足元の明かりが気になる事はありませんし、物が落ちても見えるレベルです。
これで足元の『暗黒世界』ともおさらばですよ(笑)。