DIYで子供部屋の仕切り壁とウォークインクローゼットの製作(前編)
子供も大きくなってくると自分の部屋を欲しがりますよね。
我が家も子供が言い出すまではいいかなと思っていたのですが、とうとう昨年の暮れに言われてしまいました。
そこで前々から妄想していた、「1つの部屋を壁で仕切って片方を子供部屋、もう片方をウォークインクローゼット風に仕上げる」という案を話してみました。
妻も子供も最初は「壁?」って感じでしたが、実際に部屋で身振り手振りで説明するとなんとか分かってもらえたようで(汗)了承を得ることができました。
ですが、もちろん壁なんて作ったこともないので不安要素満載でのスタートです(笑)。
部屋の採寸と壁の設計
やはり一番大事なのは部屋の採寸でしょう。
ここが間違っているとすべてが台無しになるので慎重に測ります。
壁から壁、天井から床が測定出来たら、それを基に設計していきます。
あらかじめホームセンターで木材の寸法をチェックしておくと作業が捗りますよ。
私は部屋の内寸よりも縦横共5mm差し引いた寸法で壁を設計しました。
差し引き過ぎると隙間ができるし、差し引かないと入らないし・・・、5mmはぎりぎりを狙った数値です。
そして出来上がった図面がこちらです。
書いた本人しか分からないような図面ですが(汗)、右側にドアを付けて左側はクローゼットになるように設計しています。
そこから更にこの図面を分解し、材料からの切寸を出していきます。
左側2枚が柱で、右側が壁となる合板です。
ホームセンターでチェックした木材に、無駄なく配置出来れば理想的ですね。
注意点としては、木材をカットする機械の刃の厚みも考慮しなければいけません。
大抵2mmか3mmなので、その分余裕を持たせておくと大丈夫でしょう。
それではこの3枚の図面を持って行き、材料を購入&カットしてもらいます。
仕切り壁の組立
カットしてもらった材料はこんな感じです。
壁板を張り付ける柱には1×4材を、それ以外の柱には2×4材、そしてドア枠にはヒノキを使用しました。
では組み立てていきますが、今回作る仕切り壁はどこにも固定しません。
見た目は壁ですが、ここに置いてある家具というのをイメージして設計しました。
もちろん床や天井に穴を開けることなく部屋を仕切るので、取り外せば何の修復もせず元の部屋に戻すことが出来ます。
柱の組立と加工
まずは柱を立てていきますが、床を保護する為に柱の下に1mmのビニールシートを敷きました。
壁板を張り付ける縦横の柱(1×4材)を固定するのにはL字金具を使用し、それ以外の部分は木同士を木ネジで固定していきます。
そして巾木が当たる面はノコギリでカットしたり、
ドアラッチの受け部分をノミを使って削ったり、なかなか悪戦苦闘しながらもなんとか骨組みが完成しました。
ちなみにこの段階では少し力を入れて押すとズズッと動いてしまいます。
壁板の張り付けと加工
では続いて壁となる合板を張り付けていきます。
普通内装に使われる壁は石膏ボードですが、今回の骨組みに使うには強度面に不安があったので合板を使用しています。
で、いきなり完成ですが、全部で10枚の合板を張り合わせているので、やはり継ぎ目の段差が気になりますね。
そこで段差を埋める為にパテを塗りました。
パテが乾いている間に、コンセントを付ける為の穴を開けたり、巾木を付けたりしておきます。
本来ならばきちんとパテを擦って平らに仕上げるのでしょうが、ちょっと手抜きしてそのまま壁紙を貼っていこうと思います。
使用した道具
以上で壁本体の製作が完了しました。
これまでに使った道具はこちらです。
充電ドライバーとノコギリ、スケールは必須です。
小さなノコギリはコンセントの穴開け用に、ノミはドアラッチの受け部分に使っただけですので、必要に応じてと言う感じですね。
まとめ
ここまで壁本体を製作しましたが、最初の寸法取りが大事だと改めて実感しました。
やはりぎりぎりを狙った5mmでは吸収できない部分もあり、多少の加工は必要でしたが、何はともあれ形になってひと安心です。
それでは続いて内装工事と電気工事に取り掛かっていきましょう。