DIYで子供部屋の仕切り壁とウォークインクローゼットの製作(後編)
子供部屋の仕切り壁を作る為、前回までに柱と壁の組立が完了しました。
では引き続き、内装工事と電気工事をおこなっていきます。
壁本体の組立をご覧になっていない方はこちらもあわせてご覧下さい。
壁紙貼り
壁紙にはあらかじめ糊が塗られている物と、塗られていない物があります。
で、今回は初の壁紙貼りなので一からやってみようと思い、糊が塗られていない物を購入しました。
壁紙に糊を塗布する
こちらが壁紙に糊を塗る道具になります。
水とバケツに、壁紙の上に乗っている壁紙用糊と100円ショップで買った塗装用のローラーです。
まずバケツに糊を適量入れて水で溶いていきます。
ローラーを持ち上げて糊がサラサラとドロドロの中間ぐらいが伸びもよく塗りやすかったです。
糊が溶けたら壁のサイズより少し大きめに切った壁紙に塗っていきます。
1枚を床に広げてなんては塗れないので、こんな風に糊の塗れた箇所を折り曲げながら塗っていきます。
折り曲げた時に糊の量が少ないと壁紙同士が引っ付いてしまうので、結構多めに塗っていきます。
糊を塗った表面が波打つぐらい塗っていきましょう。
塗れたら糊が壁紙に馴染むまでの10分程度おきます。
私は枚数も少なかったので、すべての壁紙に糊を塗ってから貼る作業に入りました。
壁紙を貼る
たたまれた壁紙を持って、上から落とすか下から引き上げればパラパラと延びるので天井側から貼っていきます。
上の位置と横の位置が決まれば、壁紙が真っ直ぐなのを確認して一気に貼っていきます。
結構空気が入ってポコポコしますが、手やブラシで簡単に抜けますよ。
空気が抜けたら金定規やヘラで押さえて、カッターでいらない部分をカットしていきます。
2枚目以降は1枚目に重ねて同じ要領で貼っていきます。
違う所は重ねた部分の処理方法です。
1枚目と2枚目の壁紙がぴったり合わないといけないので、重なった部分を金定規で押さえながらカッターでカットしていきます。
カット後は切れ端を取り除き、手やローラーで継ぎ目を馴染ませてやります。
最後にはみ出た糊を濡れた雑巾で拭き取りましょう。
これを繰り返せば完成です。
ちなみに私はブラシもヘラもローラーも用意しなかったのですが、手と金定規だけでなんとかなりました(笑)。
貼る範囲が広い場合はあると便利だと思います。
ここまで出来たらドアを取り付けて壁は完成ですね。
電気工事
でも一つ問題があって、裏側のウォークインクローゼットには照明が一切ありません。
前回の記事でパテを塗っている写真を見ていただくと分かると思いますが、この部屋には作った壁付近にシーリングライトが一つあるだけなんです。
ですので裏側に照明器具とスイッチの設置、そのついでにコンセントも増設しようと思います。
そして今回使う照明器具は、部屋の片隅に追いやられていたこいつです。
このスタンドライトを分解して3灯を取り付けていきます。
これ以外に使う電気器具はこんな感じです。
あらかじめ開けておいた穴にスイッチやコンセントを取り付けてこんな感じで配線していきます。
接続はケーブルを挿し込むだけなので簡単です。
詳しくはこちらの記事にありますのでご覧ください。
照明の接続には閉端接続子を使いました。
最後の内装工事
長かった工事もいよいよ最後の仕上げです。
裏側にクローゼットの機能を持たせる為、こちらを取り付けていきます。
長さを合わせるのにパイプカッターを使って切断し、ネジで取り付けます。
仕切り壁とクローゼット風の完成
やっとできましたーっ!
こんな感じです。
壁裏面をすべてハンガーラックにしたのでかなりの収納量になっています。
壁板に服が直接擦れるのが嫌だったので、内側にも壁紙を貼りました。
なんだかこうして切り取って見るとこちらがメインっぽいですが、あくまで壁を作る為のサブです(笑)。
そしてクローゼット側の照明2灯は下側のスイッチで、ドア側の1灯は上側のスイッチで入切できるようにしました。
ちなみにドア側の照明は、子供部屋から次の照明スイッチまで少し距離があるのでこちらの人感センサー付きの電球にしています。
この電球だと部屋を出た時に点灯し、部屋から離れた照明スイッチの位置でも点灯するので、暗がりを移動することがなくなりました。
まとめ
休日のみの作業だったので、材料購入から完成するまで丸々1ヶ月かかりました(汗)。
ですが、子供も妻もびっくり喜んでいてくれたので頑張った甲斐はありましたね。
で、この置いているだけの壁ですが、ハンガーラック上下にびっしり服を掛けると、狙い通り子供が押したぐらいでは動かなくなりました。
もちろん私が力を入れて押せば動くんですが、まぁ家具ってそんなもんですよね。(見た目は壁ですが・・・)
ちなみに今回の総工費は3万円弱でした。
これぐらいの金額でちょっとだけリノベーションしてみるのもいいんじゃないでしょうか。