掃除機のホースに大きな穴が開いたときの修理方法
6年近く使っている我が家の掃除機ですが、とうとうホースに穴が開いてしまいました。
でもね、ホースの穴ぐらいなら何とか塞げそうな感じがしません?
何かでグルグル巻きにして、とりあえず吸えればいいでしょぐらいな軽~い感じで考えていました。
ですがそんなに甘くなかったんです。
塞げど塞げど見事に破られて、その都度穴は拡大するばかり(泣)。
最終的に広がった穴の大きさは、ホースの半分まで達していました。
過去にやってみた塞ぎ方
まずは塞いでみたけれどすぐにダメになった方法からです。
ラップでグルグル巻き
これはホースに穴が開いて一発目に塞いでみた方法です。
テープ類でグルグル巻きにした場合、暫く経つと粘着物がはみ出てきてベタベタになるのが嫌だったので、ラップを使って結束バンドで固定しました。
最初は何の問題もなかったのですが、2ヶ月程経つとラップが朽ちてきてボロボロとちぎれていくようになってきたのです。
掃除機を使う度に2cm角ぐらいのラップの破片がちらほら・・・。
ということでラップでは塞げませんでした。
ペットボトルのラベル
続いてはネットでよく見るペットボトルのラベルです。
最初ホースに通した時は、本当にそこまで縮まるの?と思いましたが、ドライヤーで温めるとおもしろい程縮んであっと言う間に完成。
しかしこのラベルはホースの曲がりに対して弱く、2ヶ月経つ前に破けてしまいました。
ポリ袋でグルグル巻き
3度目は少し考えて、ラップみたいに朽ちにくくラベルみたいに破けにくい素材のポリ袋をグルグル巻きにしてみました。
妻には不評だったのですが、素材はこれが一番長持ちしました。
けれども、穴の広がりを抑える処置はしていなかったので、最終的には広がった穴にポリ袋が吸い込まれるようになってしまいました。
最終的に広がった穴の大きさ
ホース外周に巻いているポリ袋を吸い込む程の穴なので、結構大きいのだろうと思いながらポリ袋を外すとこんな感じでした。
穴と言うより、半分ちぎれている状態ですね(汗)。
ここまでいくと裂け目が一周するのも時間の問題でしょう。
ではどうするのかっ!?
買えよっ!って(爆)。
そうなんですよね~。
実際ホースの値段も調べましたし、家電量販店の掃除機体験コーナーでウィ~ンってしてみたりもしました。
でも、人間追い込まれれば意外と頭が回るようです(笑)。
ホースの半分まで広がった穴を塞ぐ方法
今までは外側から穴を塞ぐだけだったので、ホース自体は引っ張られたり折れ曲がったりしていました。
これでは穴が広がっていくのは当然ですよね。
だったら引っ張られたり折れ曲がったりしないようにしてやればいいんです。
穴の塞ぎ方
まずは広がった穴を利用して、ホースの内径を測ります。
凹凸があるので測りにくいですが35~36mmでしょうか。
では次にここへ収まる太さのパイプを探します。
ネットでいろいろ探してみましたが、外径が36mm前後のパイプがなかなか無くて、最終的に選んだのはこちらです。
イレクターのジョイント(J-23B)、お値段なんと79円!
イレクターって何?と思われる方へ簡単に説明すると、パイプとジョイントを使っていろいろな形を作ることができる、DIYで使う材料です。
なので本来の使い方はパイプ同士を繋ぐための物ですが、今回はホースの固定役になってもらいましょう。
では早速使いたいんですが、若干細いんですよ。
ご覧の通りφ34しかないので隙間ができてしまうかもしれません。
淡い期待を抱きながらホースの中に入れてみます。
やっぱりダメですか・・・。
これだと中で移動してしまうんです。
そこで手元にあった白色の養生テープを巻いてφ34→φ36に太らせました。
それでは再度入れてみましょう。
うん、ぴったり。
あとはパイプが移動しないように、ホースを若干締め付けながら固定すれば完成です。
私はやはりテープのベタベタが苦手なのでラップを使って締め付けました。
このままではまたラップが朽ちてボロボロになるので、その上にペットボトルのラベルでラッピングしました。
以前と違って中にパイプが入っており、ホースが曲がらないので破けにくいはずです。
気になる吸引力は、パイプが入る事で少なからず径が絞られていますが、体感では全くわかりません。
そしてこの状態で2ヶ月間使ってみました。
補修後2ヶ月の状態
2ヶ月間の使用頻度は2日に1回程です。
写真では分かりにくいですが、ラベルが少しヘタってきています。
ですが、パイプが移動したりホースの穴が見えたりはしていません。
もちろん掃除は快適にできていますよ。
まとめ
一度は新しい掃除機へと心が動きましたが、最終的には79円で補修できました。
本体の調子が悪いとかだと諦めもつきますが、ホースの穴で困っている方は一度試してみてはいかがでしょうか。